宝くじで夢を買う
宝くじは運が良ければ数百円の投資で数億円ものリターンがあるギャンブルです。実際に年間何十人もの億万長者が出ているわけですから、自分も当たりたいと思うのは当然ですし、どこでどれくらい買えば当たるだろうと研究するのも当然でしょう。当たったら当たったで、すり寄ってくる人も増えますし、頭を悩ませることもおおいかもしれません。しかし、宝くじはそもそも夢を買うものです。宝くじ売り場で券を購入してから、抽選までの期間は、誰もが宝くじが当たった時の夢をみるものです。2億円使ったら何に使おうと、抽選の前に真剣に考え込んだり、貯金するべきか使うべきか迷ったりと、当たってもないのに悩んでいるときが一番楽しいのです。そういった夢を見る時間を持つだけでも、1枚300円を支払う価値はあるのかもしれません。その期間は、普段の節約やローンのことは忘れて、目いっぱい夢を見ましょう。家族でお金の使いみちを考えて、旅行に行きたい場所や欲しいものをお互いにアピールするのも楽しいものです。宝くじとは、本来そういうものではないでしょうか。もしくは、ナンバーズなどの数字を予想することをゲーム感覚で楽しんでいる人もいるかもしれません。自分で予想ソフトをプログラミングして、それが的中した時の楽しさはちょっと他には代えがたいでしょう。正直なことを言うと、宝くじの還元率は公営ギャンブルの中でも断トツの悪さです。本当にお金を儲けたいと思うのならば、計算上ではパチンコや競馬のほうがマシということになります。実際、現実的な人は宝くじなんて当たらないといって買ったりはしません。中にはそのお金を自己投資に回したほうがいいという人もいます。しかし、年に数回、宝くじを買って夢を見るというのは、それ自体が楽しみであり、宝くじの楽しみ方は人それぞれです。もちろんお金が欲しい、というモチベーションで買い続けるのもいいですが、外れても楽しめるような買い方ができるといいのではないでしょうか。