売れ残った宝くじは?

宝くじによっては売り切れ御免というものもありますが、年末ジャンボ宝くじやドリームジャンボ宝くじなどは枚数が不足すると追加で発行するなどして、売り切れにならないシステムになっています。そのため、最終日までは必ず売り場に在庫があるということになり、時間ぎりぎり締め切るとどうしても売れ残りが発生します。ここで気になるのは、この売れ残りの中に当たりがあったら誰のものになるのかということです。実際には宝くじの販売期間が終了すると、売り場にある売れ残りの券は回収され、番号などのデータをとったうえで裁断処理を行います。これらは不正が起こらないように、必ず抽選前に行うことになっています。つまり、売れ残りが存在しない状態にしたうえで、抽選が行われるのです。それでは裁断された番号が当選したら当選者がいないのではないかと心配するかもしれませんが、宝くじというのは同じ組同じ番号の券が何枚も存在します。01組から100組までの組のそれぞれに100,000番がから199,999番までの番号が振り分けられており、この1,000万枚が1ユニットとして数えられます。実際には年末ジャンボ宝くじなどになると60ユニット以上が販売されますので、同じ組同じ番号の券を持つ人が60人以上いるわけです。ですから、そのうちの一部が売れ残っても当たりくじを持っている人は必ずいて、誰も当たりがいないということにはなりえません。売れ残りが生じることによって当せん確率が変わるということもないので、売り残りに関しては心配する必要はなさそうです。よく売れ残りに当たりがあるかもしれないから、発行元が得だという人がいますが、売れ残った場合はその分売り上げが少なくなるわけで、売れ残りに当たりが入っているとは限らないので決して発行元が得をするわけではありません。発行元にすれば、売り切るのが一番得をすることになるので、売れ残りがあることに対して不平感を持つのもお門違いというものでしょう。

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