宝くじ詐欺に注意
宝くじ詐欺といわれる犯罪が、最近増えているといわれています。その種類はいくつかありますが、いずれも「高額当せんをしたい」という気持ちを利用されたものです。ここでは、問題となっている宝くじ詐欺の手口をいくつかご紹介しましょう。
まずひとつめは、海外宝くじ当せん詐欺です。はじめに封書やメールで「あなたが海外宝くじで数億円の当せんをしました。そのお金を受け取るための登録手続きを行ってください」という連絡が来ます。登録にかかるのは数千円から1万円程度で、「怪しいけど、万が一もらえたらラッキー」という感覚で振り込める金額です。これを振り込んで登録を行っても、もちろん当せん金が送られてくることはありません。場合によっては、今回は外れたけれど、さらにグレードの高い登録を行うと当せん確率が上がるといって追加振込を求められることもあります。また、一度これに引っかかると、何度も同じような連絡が来て、人によっては何度もだまされるようです。これがよくある海外宝くじ当せん詐欺です。国内の詐欺では、ロト6やナンバーズなどの当たりの数字を事前に教えるのでお金を振り込んでくださいというものが有名です。これは最近特に増加している詐欺で、みずほ銀行の公式HPでも注意を促す文章が掲載されています。攻略サイトとして、予想数字を掲載するのは問題ありませんが、必ず当たる数字だということでお金を取って教えたら詐欺にあたります。みずほ銀行のHPにもあるように、宝くじの当たり数字が事前にわかるということは絶対にありえませんので、こうしたメールや電話があっても信じないようにしましょう。常識的に考えて、宝くじが当たる数字がわかっている人が、それを教えることでお金を取るはずがないのです。その数字を自分で買えばお金は手に入るのですから。いずれにしても、少しでもおかしいなと思ったら、お金を振り込む前に家族や友人に相談してみましょう。最近はインターネットでも詐欺の情報はたくさん掲載されているので、同じような手口が詐欺として紹介されていることもあります。