売り場で当選率が違う?
よく、宝くじ売り場に「この売り場から2億円でました」などの張り紙がしてあることがあります。また、高額当選がよく出る売り場として、テレビで取り上げられたりすることもあります。「当たりやすい売り場」は、本当に存在するのでしょうか。
結論から言うと、売り場によって宝くじの当せん確率が違うわけではありません。高額当せんが多い売り場というのは、それだけ多くの枚数を販売している売り場というだけです。一枚当たりの当せん確率は変わりませんから、たくさんの枚数を売る売り場からはそれだけ当せんも出やすくなるわけです。売り場によってそんなに枚数が違うかな?と思うかもしれませんが、実際には思っている以上に売り場による販売枚数は違います。しかも、「この売り場から高額当せんが何度も出た」となると、さらにその売り場に人が集中します。人気の売り場には遠くからわざわざ買いに来たり、一人で大量の宝くじを買ったりするため、驚くほど大量の宝くじが販売されているのです。宝くじは販売が終わってからテレビ中継のある中で抽選を行うのですから、当たりくじをどこかに集めるような不正はできませんし、売り場によって当せん確率を変えるのは故意にやろうと思っても不可能です。あるとすれば、その売り場に「運」があるということでしょうか。売り場自体の運もあるでしょうし、買う人も「ここで買ったら当たるはず」といった気の持ちようで何かが違うのかもしれません。運やジンクスなどを信じる人は「当たりやすい売り場」で買うのもいいでしょうし、そうでない人はどこで買っても一緒です。とにかく理論上の当せん確率はどこで買っても変わりありませんので、自分が納得できる売り場で買うのがいいでしょう。